木星衛星ガニメデ、半径150キロの巨大隕石衝突の過去が明らかに 地軸がずれたとの見方も 神戸大で研究

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写真はイメージです
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 木星の衛星ガニメデに、地球上の恐竜を絶滅させた隕石よりも20倍大きな小惑星が衝突していたと、このほど英科学誌に発表された。40億年前に半径150キロに及ぶ巨大隕石がガニメデに衝突した証拠が見つかった。神戸大学の専門家らによると、その衝突は同衛星の地軸を完全にずらすほど大きかったという。

 この衝突に関する不可解な点はまだ残っているものの、2034年に欧州宇宙機関の探査機「JUICE(ジュース)」が同衛星を訪れる際に何らかの解明が期待できるようだ。

 同大学院理学研究科の平田直之助教は説明した。

 「ガニメデ他、木星の衛星の起源と進化を知りたいと考えています」「この巨大な衝突はガニメデの初期進化に大きな影響を与えたはずですが、ガニメデ内部に与えた熱的、構造的影響はまだ全く調査されていません」「氷衛星の内部進化に関する更なる研究が行われることを信じています」

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