LL・クール・Jが1999年の出演映画『ディーブ・ブルー』の撮影中、サメのアニマトロニクスに危うく命を奪われるところだったというエピソードを明かした。太平洋上にある施設でアオザメの脳細胞を利用したアルツハイマー病の治療薬開発にとりかかる科学者を描いた同ホラー映画の撮影中、リモコンで操作されているサメに足を噛まれ、水中へと引き込まれたのだという。
ガーディアン紙にLLはこう話す。「当時、アニマトロニクスのサメはAIじゃなかった。ジョイスティックで人に操作されていた」「その人がボタンを押したら、サメが俺の足を掴んだ。そこで、ランチ休憩になって、サメは水中に放置されたんだ。なんとか足を抜いて戻ったら、現場に1人だけ煙草を吸って座ってる人がいて、『出られたんだな』って言われた」
そんな一方で、同作の撮影ではとても良い時間を過ごしたそうで、「あの映画の製作は危険だった。水がたくさん飛び交っていたしね。でも、最高の経験だった。サミュエル(L・ジャクソン)との仕事は楽しかった。彼が食べられてしまうシーンが一番のお気に入りさ」と続けている。