元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が4日、X(旧ツイッター)を更新。兵庫県の斎藤元彦知事を巡る疑惑文書問題に対する日本維新の会の「判断」について苦言を呈した。
橋下氏は維新に対して「後付けの理由でフラフラと不信任に賛成しないで欲しい」「ブレてはいけない」などと投稿したことを踏まえ、改めて「維新が間違ったのは政治判断と司法判断の区別がつかず混同したこと。それは当初は職員クーデターとの認識で斎藤さんを擁護するスタンスをとった。」と指摘した。
さらに、橋下氏は「だから司法判断と同じく事実解明を判断基準とした。事実解明までは辞職を延ばせる。」と連続投稿。「僕は斎藤さんの嘘八百・事実無根発言で権力者としてヤバいと感じた。だから司法のような事実解明ではなく、権力者のスタイルを政治判断することに重きを置いている。」と自身の見解をつづった。
斎藤知事は2日、日本維新の会の藤田文武幹事長が6日の県議会調査特別委員会(百条委員会)後に不信任決議案を出すかどうか最終判断すると表明したことについて「百条委でできるだけしっかり説明する」と述べ、「9月議会に向けた予算提出の準備や防災対応をしっかりする」と強調している。