漫画家のくらたまこと倉田真由美氏(53)が12日、自身のX(旧ツイッター)を更新。フリーアナウンサーの川口ゆり(29)が「男性の夏場の匂いや不摂生している方特有の体臭が苦手すぎる」とXに投稿し、男性の名誉を毀損する不適切な投稿行為として所属事務所から所属契約を解除されたことについて、私見をつづった。
倉田氏は「『夏場の男性の匂いが苦手』で女性アナウンサーが事務所解雇か。匂いってデリケートな問題だからやや配慮を欠いた発言ではあるが、特定の個人を指したわけでもないのに解雇ってちょっと過剰反応すぎないか」と疑問視した。
所属事務所が、川口との所属契約を解除したことについては「普通の会社なら、これで社員を首にすることは不可能だと思うが」と指摘した。
倉田氏は「言論の自由は基本的に憲法で保障されている。誹謗中傷、名誉毀損との境目はある程度明確にしないと、言いたいことが言えない時代になる」と強調した。
川口は8日、自身のXで「ご事情あるなら本当にごめんなさいなんだけど、夏場の男性の匂いや不摂生している方特有の体臭が苦手すぎる。常に清潔な状態でいたいので1日数回シャワー、汗拭きシート、制汗剤においては一年中使うのだけど、多くの男性がそれくらいであってほしい」などと投稿(現在は削除)。性差別と指摘され、炎上した。
その後、Xで「この度は私の不用意な発言で不快にさせ、傷つけてしまった方が多くいたこと、大変反省しております。言葉を扱う仕事をしている者として未熟でした。以後、言葉で誰かを傷つけてしまうことがないように精進してまいります。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
所属事務所は11日、10日に川口との所属契約を解消したと報告。「川口氏はX(旧Twitter)のSNSに於いて、異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為が認められたことから、当社はアナウンス事務所として、所属契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました」と、解雇の経緯を説明した。