人気ロックバンドの「KEYTALK」がこのほど、バンド公式X(旧ツイッター)を更新。13日にメンバーの首藤義勝が自身のXでバンドからの脱退宣言と、脱退の理由を詳細に述べたことについて「関係者一同が大変困惑」していると反応した。
首藤は13日に自身のXを2度更新。1度目は「首藤とは活動を共にできないとの旨3名からの申し出があり、メンバーの意思を受け入れた形」として、バンドからの脱退を宣言した。2度目はネット上などで思わぬ反応があったためか、「多方で誤解を生み説明をせざるを得ない状況になりましたので」と脱退の理由を詳細に説明。「2014年頃から私が作詞作曲した楽曲に関する楽曲批判、活動方針の提案の無視など、耐えがたい状況が生じ始め、ここ数年はグループ内で孤立を深めていた状況でした」とバンド内で浮いていた状況を伝え、緊急入院の後、適応障害と急性胃炎を発症したことも明かした。その後の話し合いで「3名から首藤と共に活動できないと意思伝達がありました」と通告されたという。
これらの首藤の投稿を受けて、バンド公式Xでは「本日のSNS投稿についてのご報告」と題した文書を公表。「首藤義勝(Ba./Vo)によるSNS投稿について、ファンの皆様並びに関係者の皆様には、ご心配をおかけして大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。首藤の脱退ポストについて、「投稿内容につきましては、事前にメンバー及びスタッフにも一切知らされておらず、関係者一同が大変困惑」しているとした。
詳細に脱退理由を説明したポストに対しては「各メンバーとの認識や事実とは違う箇所が多々見受けられるため内容を精査する所存です」と事実関係の確認を強調。今後については「バンド活動につきましては、関係各所とも協議を行った上で、改めて公式より発表させていただきます」とし、当面の間は「イベント等のライブ活動に関しましては、3人体制での出演となります」と首藤をのぞいた3人で活動していくことを知らせた。
KEYTALKは6月24日に公式サイトなどで「この度、首藤義勝(Ba./Vo)は体調不良のため、一定期間、休養させていただくこととなりました。何よりもまずは、本人の回復を最優先とする判断をさせていただきます」と首藤の休養を報告していたが、13日に首藤本人から脱退を発表する形となっていた。
KEYTALKは2007年から活動する4人組ロックバンド。小野武正(Gt)、寺中友将(Gt./Vo)、八木優樹(Dr)、首藤義勝(Ba./Vo)というメンバーだった。アニメ「ドラゴンボール超」のエンディングテーマ「スターリングスター」やフジテレビ系バラエティー「新しいカギ」のオープニングテーマ「MONSTER DANCE」などを担当している。