歌手のエド・シーランは、バンド・エイド40による「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」に自身のボーカルが使用されることに同意していないという。1984年にボブ・ゲルドフとミッジ・ユーロが主導し、アフリカの飢饉救済を目的にリリースされた同チャリティ曲の30周年を記念したバンド・エイド30に参加していたエドだが、今回40周年を記念して発表されたオリジナル曲と2014年盤に参加したアーティストが一緒に歌う「2024 アルティメット・ミックス」への参加には同意していなかったという。
リミックスでスティングと歌っているエドは、インスタグラム・ストーリーへの投稿で、自分の声が使われることに同意していないと指摘。ガーナ系イギリス人のラッパー、フューズODGの投稿を再びシェアすることでその理由を説明している。
「このバンド・エイド40の新作に僕の承認は求められなかったし、もし僕に選択権があったなら、僕のヴォーカルの使用を丁重に断っただろう」「10年を経て、僕のこれに関するナラティブへの理解が変わり、それはフューズODGが雄弁に説明してくれている」「これは僕の個人的なスタンスだ。それが前向きなものであることを願っている。みんなに愛を」
ワン・ダイレクション、サム・スミス、エリー・ゴールディング、そしてオリジナル盤に引き続いてU2のボノも参加した2014年盤への参加を拒否していたフューズODGは、その「人間性を奪い取るようなイメージ」がアフリカの「経済成長、観光、投資」を阻害し、「何兆ドルもの損失を与えている」と非難していた。