58歳の米カントリー歌手、人種差別発言した31歳の後輩歌手を擁護「より良い人間になった」

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ダリアス・ラッカー(ロイター)
ダリアス・ラッカー(ロイター)

 歌手ダリアス・ラッカー(58)が、同じカントリー歌手のモーガン・ウォーレン(31)への赦し(ゆるし)を人々に求めていることが分かった。ダリアスはロックバンド、フーティー&ザ・ブロウフィッシュのボーカルとして活躍し、黒人カントリー歌手として人気を博した。2021年に人種差別発言がスキャンダルとなったモーガンについて「より良い人間になった」と主張している。

 ポッドキャスト『ローリング・ストーン・ミュージック・ナウ』でダリアスは語った。「あれからモーガンは良い人間になったよ。自分は長い付き合いだし、あのことがあってから本当に自身を見直し、より良い人間になり、世界をより良くしよう、より良い方法で見ようとしている」

 「けど、彼はまだ許されていない。CMAs(カントリー・ミュージック協会賞)やACMs(アカデミー・オブ・カントリー・ミュージック・アワード)に出られていない。彼らが何を言おうと自由だけど、モーガン・ウォーレンがエンターテイナー・オブ・ザ・イヤーなんかの賞に選ばれていないという事実はクレイジーだ。モーガンよりチケットを売り上げている人なんていないのにね」

 黒人への差別発言の映像がネット上に出回った当時、モーガンはレコード会社との契約が打ち切りになり、ラジオでの楽曲のオンエアも停止となり2021年のACMsからは失格となっていた。

 その後モーガンは自身の行動に弁解の余地なしとして話した。「言い訳はしない。言い訳をしたこともないし、これからもしない。多くの人と話し、自分が経験できない、考えも及ばなかった話を聞いた」

 「『こんなこと言うべきじゃなかった。けど僕はそんな人間じゃないんだ』って思ったよ」「自分を酷い状況に追い込み失敗した。もし自分が本当にこのような人間だっら、気にもしないし謝りもしないだろう。皆が言っている人間だったらそういった類を一切しないよ」

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