ダニエル・ラドクリフが、自身初となるトニー賞を受賞した。16日(日本時間17日)にニューヨークのリンカーン・センターで開催された同式典で、「ハリー・ポッター」シリーズで知られるダニエルが『メリリー・ウィー・ロール・アロング』でミュージカル部門助演男優賞を獲得、受賞スピーチでは恋人エリン・ダークと昨年4月に誕生した幼い息子への愛を語った。
ダニエルは受賞の喜びをこう語っている。「僕の母と父が、ここのどこかにいるんだ。父の日おめでとう。2人ともとても愛しているよ。(作詞作曲家のスティーヴン・)ソンドハイムを車の中でかけてくれてありがとう。あと、ただ愛してくれたことも」「そして僕の愛するエリン。君と僕たちの息子は、僕に起こった最高のことだ。とても愛しているし、とても感謝している。皆ありがとう」
『メリリー・ウィー・ロール・アロング』は、同部門のリバイバル賞に輝いたほか、ダニエルと共演のジョナサン・グロフが主演男優賞を獲得している。
その他ミュージカル部門では、アンジェリーナ・ジョリーがプロデューサーを務めた『アウトサイダー』がミュージカル部門作品賞と監督賞を受賞したほか、アリシア・キーズの音楽がフィーチャリングされた『ヘルズ・キッチン』が、マリア・ジョイ・ムーンのミュージカル部門主演女優賞を含む5賞を受賞した。
一方演劇部門では、『メディア王~華麗なる一族~』で知られるジェレミー・ストロングが『民衆の敵』で主演男優賞、『アプロプリエイト』のサラ・ポールソンが主演女優賞、『ステレオフォニック』が作品賞、『アプロプリエイト』がリバイバル賞に輝いた。
同式典では、アリシアが自身のヒット曲『エンパイア・ステイト・オブ・マインド』でラッパーのジェイ・Zと共演、また「メモリアム」コーナーではニコール・シャージンガーが『コーラスライン』より『愛した日々に悔いはない』を披露した。