アイドルグループ・#ババババンビの岸みゆが13日、都内で同日に発売されたファースト写真集「tinto」(光文社)の記念イベントに参加。開始前に取材に応じた。
タイトルはスペイン語で赤を意味し、岸にとってはグループの担当カラー。宮古島と沖縄本島を舞台に今年6月に4日間をかけて撮影が行われた。通常版表紙では一糸纏わぬバックショットを披露し、大きな反響を呼んでいた。岸は「自分でも思いきったと思う。スケジュールになくて、現場で撮ってみようとなったカット。(表紙に使うのは)恥ずかしかったけれど、紙の写真集は一番の夢だったので。あそこまでのカットはもうないと思う」と、表紙に込めた決意を説明した。
アイドルとして写真集を出すことが夢だった。企画が決まった際は、両親と食事の席を設け、直接報告した。そして「応援してくれた方の顔、声が思い浮かびました」と感激に浸ったという。宮古島の海でサップを楽しみ、大胆なビキニ姿、寝起きの下着姿など表紙に負けない大胆ショットに挑んだ。天候に恵まれ、小雨の後に出現した虹とのツーショットも収められた。
写真集に強い思い入れを持つ理由がある。グラビア界では珍しい身長145センチの小柄さだ。岸は「コンプレックに悩んだこともあった。水着の撮影を始めるとき『その身長では難しい』と言われたこともあって、同じ土俵にも上がれず悔しかった」と振り返った。それでも、その低身長を支持するファンに応えるように奮闘。「その時よりも自分の容姿を愛せる気がする。自分のようにコンプレックスに思う人を勇気づけたい」とも語った。
今写真集の自己採点を「145億万点!」と応えた岸。その身長をプラスに捉え「小柄さは他の女の子にはない自分らしさ。これからもっと磨いていきたい。そして小さいだけじゃないことを、この写真集で味わってほしい」と呼びかけた。今年は舞台初挑戦、グループとして初の日本武道館公演を実現させた。「いろんなことに挑戦させてもらいました。それをもっと究めていきたい」と、さらなる成長を誓っていた。