EXO-CBX 会社代表らが緊急会見で怒り「今この瞬間から全面戦争を始める」SMエンタの“売上10%要求”に

椎 美雪 椎 美雪
EXO-CBX(左からベッキョン、シウミン、チェン)(出典:EXO SNS)
EXO-CBX(左からベッキョン、シウミン、チェン)(出典:EXO SNS)

 EXO(エクソ)メンバーであり、EXO-CBX(-チェンベクシ、以下CBX)としても活動するシウミン、ベクヒョン、チェンが、EXOとして所属しているSMエンターテインメント(以下、SM)から受けている不当な処遇を告発するため10日夕方(現地時間)、3人の所属事務所であるINB100の代表らが、緊急記者会見を開いた。

 会見にはINB100のキム・ドンジュン代表、INB100の親会社であるONE HUNDRED(ワンハンドレッド)のチャ・ガウォン会長(同社はMCモンと共同出資会社)、そしてCBXの法定代理人であるイ・ジェハク弁護士が同席。SMが、2023年にCBXと合意した内容が「カモフラージュ」だと主張した。

 イ弁護士は「SMは合意条件として提案し、保障することを約束した、レコード音源流通手数料5.5%を不履行。にもかかわらず、3人の個人活動での音源、コンサート、広告などに対して10%を要求するという、不当な行為をしてきた」「SMが約束した合意条件を先に違反したため、これ以上不当な要求(売上高の10%を支給)を中止するよう要求する」「SMに支給する理由がない。個人活動については、SMが寄与するところがないため、何の関連性もない。金額規模でも収益の10%ではなく、売上の10%という大きな金額だ」と説明。

 またイ弁護士は「現在3人のアーティストは契約金も受け取れておらず、EXOとEXOファンを守るためにチームとして活動をしている状況」と付け加えた。

 チャ・ガウォン会長は「昨年の合意は、CBXがEXOとファンを最優先に考え、大きく譲歩した決定だった。ところがSMは、約束した5.5%手数料を守るどころか、むしろ売上高をよこせと言ってきた。そのため、これ以上沈黙を禁じ得なかった。一種の詐欺合意行為であり、当社は今この瞬間から全面戦争を始めるつもりだ」と憤る。

 メディアとの質疑応答の際、ベクヒョンとの関係を聞かれたチャ会長は「親しい弟だ。初めてこの問題を話したのは、昨年の2月だった。ベクヒョンが、EXOを守らなければならないという思いで、再契約書にサインをしたのに、契約は不公平だと感じ、私とMCモンに悩みを打ち明けてきた。SMに関心はなかったが、ベクヒョンに共感し、介入することになった」と振り返る。

 そして「ベクヒョンと私、MCモンは家族以上に近しい関係だ。決してタンパリング(交渉資格のない人物に対して、所属チームの合意なしに他チームが接触し、不法に交渉を行うこと)ではない。ベクヒョンがつらい状況をMCモンに相談し、彼は芸能界の先輩として、私はその知人として助言をしただけ」と疑惑を否定した。

 CBXは昨年6月、法定代理人を通してSMエンターテインメントと専属契約解除を通知。当時の報道によると、SMは公正取引委員会から2度にわたり是正命令を受けたにもかかわらず、これを無視して不公正な契約行為を続けてきたという理由からだった。

 しかし、3人をはじめとするEXOメンバーは、22年12月に弁護士同伴のもと、すでにSMと再契約を締結。その直後の解除通知だったため、SMは外部勢力の介入疑惑を提起する。

 そして〝外部勢力〟と名指しされたMCモンは「3人とSMの紛争とは無関係であり、ただベクヒョンに会って業界の先輩として、悩み相談を受けただけ」と主張。それから数日後、CBXはSMとの円満合意を発表し、ベクヒョンは8月に制作に挑戦するための個人事務所設立を発表、24年1月に独立レーベルINB100の設立を伝えた。

 しかし今年5月、同社はONE HUNDREDの子会社となり、結局MCモンとかかわりを持つことになった。

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