Netflixの映画「ブロンド」(2022年)の監督アンドリュー・ドミニクが、長年の友人ブラッド・ピットに支えられてきたことを明かした。ブラッドはドミニク監督の映画「ジェシー・ジェームズの暗殺」(2008年)、「ジャッキー・コーガン」(2013年)に主演し、さらに「ブロンド」では製作を担当。ドミニク監督は「ブラッドがいなければ自分は仕事を続けられなかった」と語った。
モロッコで開催されたマラケシュ映画祭でのインタビューで、ドミニク監督は「映画を作ると私は『監督刑務所』に入れられる。するとブラッドが仮釈放委員会に来て『彼はもう学んだ。次はもっと観客向けの作品を作る』と言ってくれる。彼は私を守ってくれる。本当に幸運な友情だ」と述べた。
さらに、「ブロンド」でマリリン・モンロー役にアナ・デ・アルマスを起用した経緯を振り返った。「彼女には強いラテン系のアクセントがあった。小さな頬のラインや広めの目、鼻を見て『彼女ならマリリンになれる』と思った」と語り、スクリーンテストでその可能性を確信したという。「彼女はアクセントをとても気にしていたが、演技は素晴らしかった。アナがいなければ『ブロンド』は命を吹き込まれなかった。彼女の姿を見た瞬間、映画全体が見えた」とドミニクは強調した。この役でアナ・デ・アルマスはアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。