元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が3日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、タレント・眞鍋かをりの発言について「正しい」とコメントした。
橋下氏は「真鍋かをり、蓮舫氏による都知事選での自民党批判に『ウンザリ』発言連発 SNSではさまざまな意見も」(原文まま)と題したネットニュースを引用。「これは真鍋さんが正しい。」とした。
東京都知事選(7月7日投開票)について、立憲民主党の蓮舫参院議員が立候補を表明。5月27日の出馬会見で蓮舫氏は「裏金事件、『政治とカネ』の自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットする。その先頭に立つのが私の使命」などと語った。自民党の派閥による政治資金パーティー収入の不記載問題、いわゆる裏金問題を批判する流れで立候補すると見られている小池百合子都知事に「NO」を突きつけた。
眞鍋は蓮舫氏の会見について、国政の場と同じ構図で展開していると指摘。国政と同じバトルが都知事選でも繰り返される流れに「ウンザリ感」があると語っていた。
橋下氏は「自民党の裏金は最悪。政治と金の改革案も最悪。」と不記載問題についてはしっかりと断罪。一方で「だけどこれは国政選挙で国民が審判を下すべきもの。」とした。
続けての投稿では「都知事が誰になってもこの点の改革はできない。蓮舫さんが都知事になっても、小池さんが都知事になっても自民党の政治と金の問題を改革することはできない。」と都政と裏金問題は別だと指摘。「そこをごっちゃにして、蓮舫さんが都知事になれば政治と金の問題は解決できる!自民党の政治と金の問題が嫌なら蓮舫さんに投票を!と国政を都政に持ち込むと都知事選が意味不明になる。そこをしっかりと区分けし、国政と都政は別という意識を都民に喚起した真鍋さんは正しい。」とあえて「ウンザリ」と発言した眞鍋に賛辞を贈った。
最後は「小池さんが立候補するなら、小池さんと蓮舫さんで早く都政について論戦して欲しい。」と裏金ではなく、都政についての論戦が展開されることを望んだ。