英国のキャサリン妃(42)が、がんを公表して以来初となる公務への復帰を検討しているという。3月、なんらかのがんの治療として予防的な化学療法を受けていることを公表していたキャサリン妃が、6月に行われる君主の公式誕生日、トゥルーピング・ザ・カラーの際、バッキンガム宮殿のバルコニーに姿を現すのではないかと報じられている。
ザ・ミラー紙はこう伝えている。「キャサリン妃は体調が良ければ、トゥルーピング・ザ・カラー式典の後にバッキンガム宮殿のバルコニーに姿を現すことを検討中とみられている」
ケンジントン宮殿は先日、6月8日に行われる式典のリハーサルにはキャサリン妃が出席しないことを発表していたが、同月15日に予定されている式典への出席の有無については触れていなかった。
チャールズ国王の誕生日は11月だが、イギリス王室では伝統的に、天候の良い日が多い毎年6月に君主の誕生日を祝う。トゥルーピング・ザ・カラーでは、およそ1200人の兵士や音楽隊、200頭の馬と共にチャールズ国王らがロンドンでパレードを行い、到着したバッキンガム宮殿のバルコニーから上空を通り過ぎる儀礼飛行を見守るのが通例となっている。
チャールズ国王も同じくがん治療中であるものの、式典には参加する見込みとなっているが、騎乗はせず、カミラ王妃と共に馬車でパレードに参加するとみられている。今年になってがんを公表した国王だが、治療を続ける傍ら、最近になって公務に復帰している。
昨年はチャールズ国王の即位後、初めてのトゥルーピング・ザ・カラーだったが、王室を離脱したヘンリー王子夫妻は欠席した。