類人猿が出す1033の音、分析進む 人間との共通言語発見の可能性も 米大学で研究

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オランウータン
オランウータン

 類人猿の出す声の解析が進んでいる。咆哮やため息を含め類人猿が出す1033もの音について研究中で、人間と類人猿の間の共通言語発見につながる可能性もあるという。

 米ニューヨークのコーネル大学の研究チームは、13匹のボルネオオランウータンの雄が発した117の「ロングコール」と呼ばれる雄叫びのデータを分析。AIを使い、それぞれのカテゴリーに分類することに成功した。

 生態学者のウェンディ・エルブ博士は話した。「オランウータンのロングコールの複雑さをひも解くことを目指した研究です。この声はインドネシアの広大な距離を超えて、彼らがコミュニケーションをするのに重要な役割を担うものです」

 「私たちの研究はオランウータンのコミュニケーションへの確実な前進となりましたが、まだまだ解明されていないことがたくさんあります。オランウータンは私たちの説明よりもずっと多くの音の種類を持っている可能性があるのです」

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