株式会社リクルートが運営するニュースサイト『SUUMOジャーナル(スーモジャーナル)』はこのほど、東京駅まで30分以内かつ、中古マンションの価格相場が安い駅をランキング。シングル向け物件(専有面積20平米以上~50平米未満)とカップル&ファミリー向け物件(専有面積50平米以上~80平米未満)、それぞれで公表した。
「シングル向け」の1位は東京都大田区の都営浅草線・西馬込駅で価格相場は2790万円。都営浅草線で新橋駅に出て、JR東海道本線に乗り換えると東京駅に到着できる。最短所要時間の約28分で行く場合は、新橋駅より手前の泉岳寺駅で途中下車して行き先違いの都営浅草線へと乗り継ぐため「乗り換え2回」と記載しているが、新橋駅まで1本で行ってJR東海道本線を利用する「乗り換え1回」のルートでも、東京駅まで30分以内に行くことが可能となっている。
2位には価格相場が同額2980万円となった、東京都杉並区の東京メトロ丸ノ内線・方南町駅と神奈川県横浜市鶴見区のJR京浜東北・根岸線の鶴見駅が並んだ。また、今回のランキングのなかで、東京駅までの所要時間が最短なのは価格相場が同額3480万円で11位にランクインした東京都荒川区のJR常磐線・三河島駅と東京都江東区のJR総武線・亀戸駅。両駅から東京駅までは、約12分という近さとなっている。
「カップル・ファミリー向け」の1位は千葉県松戸市にあるJR常磐線・松戸駅で、価格相場は3380万円。JR上野東京ライン直通の常磐線に乗ると、約27分で東京駅に到着する。2位には東京都足立区の、つくばエクスプレス・六町駅が価格相場3399万円でランクイン。まず南千住駅に出てからJR上野東京ライン直通の常磐線に乗り換えると、1位の松戸駅と同じ所要時間の約27分で到着できる。
3位には価格相場3480万円で東京都葛飾区の京成本線・堀切菖蒲園駅、埼玉県蕨市にあるJR京浜東北・根岸線の蕨駅、東京都足立区のつくばエクスプレス・青井駅が並んだ。この3駅のうち青井駅は、2位の六町駅から乗り換え駅である南千住駅方面に向かって1駅目。東京駅まで約24分という所要時間は、「カップル・ファミリー向け」ランキングの駅では最短となっている。
※調査対象駅はSUUMOに掲載されている東京駅まで電車で30分圏内の駅(掲載物件が20件以上ある駅に限る)。調査対象物件は駅徒歩15分圏内、物件価格相場3億円以下、築年数40年未満、敷地権利は所有権のみ。シングル向けは専有面積20平米以上50平米未満、カップル・ファミリー向けは専有面積50平米以上80平米未満。