ルッソ兄弟は、俳優ロバート・ダウニー・Jr(59)がアイアンマン役に復帰するとは考えていないようだ。ロバートは先月、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でトニー・スターク/アイアンマン役続投に向けた意欲を語っていた。しかし、ルッソ兄弟は自らがメガホンをとった2019年作『アベンジャーズ/エンドゲーム』で偉大なキャラクターが死を迎えていることから復帰に疑問を呈している。
アンソニー・ルッソは、スコットランドで開催されたサンズ国際映画祭で、英エンターテイメントWEBサイトのゲームズレイダーに対し「彼らがどうやるのか分からないな。どういう道をたどるのかね」と話すと、ジョー・ルッソは「僕たちがその本を閉じた。だからそれをどうやって再び開くのかを考えるのは彼らだ」と続けた。
またロバートが今年のアカデミー賞で、映画『オッペンハイマー』で助演男優賞に輝き人生初のアカデミー賞を受賞したことに関して次のように称賛した。「彼がアカデミー賞を獲得したのは凄いことだ。ロバートを通して追体験することは素晴らしい。彼が歩んできた旅路を考えるとあの経験は非常に深いものだ。罪の贖いに関する最も素晴らしいストーリーの1つだ」
2008年の『アイアンマン』から『アベンジャーズ/エンドゲーム』までマーベル映画11作品でアイアンマン役を演じたロバートは、この役について「自身のDNAに不可欠」だとしてエスクァイア誌のインタビューで話していた。「僕のDNAに欠かせないものだからね。あの役が僕を選んだ。でも、いつも言っているんだけど、ケヴィン・ファイギに反する方に賭けちゃだめだ。負ける賭けになるからね。彼はいつも勝つんだよ」
マーベルのケヴィン・ファイギ社長は、米ヴァニティ・フェア誌に、ロバートがアイアンマンを再び演じる可能性について尋ねられ「我々はあの瞬間を守り、あの瞬間に再び触れることはない」「我々はあそこへ到達するまでに何年もすごく頑張ったんだ。そして、それを魔法のようになかったことにするなんてことは、いかなる方法でもやりたくない」と答えていた。