8日投開票の衆院選で、大阪5区(大阪市此花区、西淀川区、淀川区、東淀川区)に立候補した自民党元職の杉田水脈(みお)氏(58)は敗北。比例復活もならず、落選した。
杉田氏は、大阪市西淀川区で開票を見守り「選挙戦はもう、思いっきりやれました。自分がやりたい戦いができました。このまま私は大阪5区で挑戦を続けます。まだまだやれることはある。自民党で小選挙区、大阪5区ということをいただいた時から、今回の結果がどうであれ、ここで立ち続けるつもりでやってきた」と、大阪5区での再挑戦を宣言した。
選挙戦では「私は、1回目の高市さんの総裁選の時から、ずっとそばで一緒にやってきました」と、高市早苗首相(64)への支持を明確にした。「高市政権にイエスかノーかを決めていただく政権選挙。『高市さんがんばれ、もっと総理大臣続けて』という人は、今回の選挙で杉田水脈に1票を投じていただきたい」と訴えたが、高市旋風の追い風は杉田氏には吹かなかった。
衆院選公示5日前に、縁もゆかりもない“アウェー”の地での立候補が決まった。「報道で見ていく中で、私は自民の支持層の6割しか固められていないとか。だから、本当にもうちょっと時間が…例えば、半年ぐらいでもあったならば、この選挙区の自民党党員の方に、アプローチのやり方であるとか、そういうことがもっとやれることはたくさんあったんだろうな」と振り返った。
衆院選期間中は、SNSなどで街頭演説の場所を告知しない戦法をとった。「SNSで告知をせずに戦ったのは、いわゆる選挙妨害というのが入ってくるのを警戒した。選挙妨害が来ると、やっぱりせっかく聞きに来てくださる方に声も届きません。ごちゃごちゃしている陣営だなという形で映ってしまうと、やっぱり一般の人たちからすれば遠慮したいなという気持ちのほうが高まってくる。戦略上はマイナスではなかった」と理由を明かした。
記者団から、過去のアイヌ民族をめぐる投稿や、裏金問題の影響を問われた杉田氏は「今回の選挙戦の中で、そのことを有権者の方から聞かれたのはいわゆる不記載問題の1件だけ。マスコミのみなさんにはどうしても、そこの部分を非常に質問される。実際に有権者の方とも触れ合ってきましたけれども、不記載…裏金って言葉を使われる。『ちゃんと言えよ』って言われたのは1回だけです。アイヌ民族であるとか、人権侵犯の話で、街頭の中でちゃんと説明しろ、と聞かれたことは一度もありませんでした」と振り返った。
大阪5区には、れいわ新選組の大石晃子共同代表(48)も出馬。「きっついオバハン対決」「裏金議員」と“口撃”されたが「私は、大石さんの発言とかは一切見ておりませんし、選挙区で勝とうと思ったら、維新に勝たなきゃいけないというところで、ターゲットを絞っていましたから。れいわや大石さんのことは、特にまったく気にしていませんでした」と意に介さなかった。