ASTRO(アストロ)メンバー、ムンビンさんが25歳という若さで突然この世を去ってから、19日で1年が経った。あまりにも早すぎる別れだった。
ムンビンさんは2023年4月19日、ソウルの江南(カンナム)区にある自宅で倒れているところを事務所マネジャーが発見。病院に搬送されたが、死亡が確認された。いつも明るく優しい笑顔で、ファンや周囲を幸せにしていたムンビンさんの訃報は、韓国芸能界をはじめ、国内外のK-POPファンや大衆に深い悲しみをもたらした。
当時、所属事務所のファンタジオは「愛する息子、兄を見送ったご遺族の悲しみとは比べものになりませんが、長い時間をともに過ごしてきたASTROメンバーとファンタジオスタッフは、全員があまりにも大きな悲しみと衝撃の中で、故人を心から哀悼しています」とコメントしている。
メンバーのチャウヌは海外スケジュールを中断して急きょ帰国、韓国軍に入隊中だったMJも休暇を取り、ムンビンのもとへ駆けつけた。
またムンビンさんの妹で、ガールズグループBilllie(ビリー)として活動しているムン・スアも、スケジュールを全て中止し兄のそばに寄り添った。2人はSNSや音楽番組でコラボレーションするなど、仲の良い兄妹として知られていただけに、当時ムン・スアを心配する声がSNS上で多く寄せられ、一時期「ムン・スア」がトレンドに浮上したほど。そんなムン・スアは、休止期間を経て6月に活動を再開するも「十分な休養が必要」と事務所が判断し、活動中断を発表。4月12日に、ようやく活動再開することを伝えた。
ムンビンさんの親友、SEVENTEENのスングァンは2023年に東京ドームで開催された、年末音楽授賞式「MAMA AWARDS」で、大賞を受賞した「FML」のコメントで「僕らのチームを、愛して応援してくれた僕の友人ムンビンへ、ありがとうと伝えたいです」と涙ながらに感謝の思いを吐露。ウジは今年のムンビンさんの誕生日に、生前彼が好きだと言っていた未発売曲「どんな未来」をリリース、ファンを感動させた。
チャウヌもまた、2月に行われた自身初の単独ファンコンサートで、ムンビンさんを思いながら作詞したという楽曲「Where am I」を歌唱。しかし、流れる涙を止めることができず、最後まで歌うことができなかったという。
現在各種SNSでは、誰よりも音楽に情熱を注いでいたムンビンさんのために「#ムンビン_歌手になってくれて_ありがとう」というハッシュタグが、急速に拡散されている。