「ランボルギーニ・ミウラP400」ガンディーニ氏デザインの美麗なボディ 1億円超える憧れの実車にため息

髙石 航平 髙石 航平
特別展示された「ランボルギーニ・ミウラ P400」(撮影・高石航平)
特別展示された「ランボルギーニ・ミウラ P400」(撮影・高石航平)

 4月12~14日に幕張メッセで、オートサロン「オートモービル カウンシル」が開催された。多くのクラシックカーや往年の名車が並ぶ中、今年3月に亡くなった世界的カーデザイナー、マルチェロ・ガンディーニ氏が手がけたスーパーカーの数々も会場正面に特別展示された。

 1966年に発表され、ガンディーニ氏の出世作とも言える「ランボルギーニ・ミウラP400」も展示。同車は、ランボルギーニの技術者を務め、後にモータースポーツ界に進出したジャンパオロ・ダラーラ氏が設計。V型12気筒の大排気量エンジンを横置きでミッドシップに配置するという画期的なレイアウトだった。それを覆う、ガンディーニ氏が手がけたボディは流れるような美しい曲線のデザイン。前衛的とも言えるスタイルは大きな話題となり、若きガンディーニ氏をカーデザイナーとして一気にスターダムにのし上げた一台となった。

 一般に「ミウラP400」は274台製作されたというのが定説。希少価値は年々高まってきており、日本円で億を超える金額で取引されることも珍しくない。程度によって、2億円を超える値が付いたこともあった。

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