ランボルギーニ・エスパーダ、ミウラ、カウンタックも!ガンディーニがデザインした名車の実物ズラリ

髙石 航平 髙石 航平
特別展示された「ランボルギーニ・エスパーダ・シリーズ2」(撮影・高石航平)
特別展示された「ランボルギーニ・エスパーダ・シリーズ2」(撮影・高石航平)

 車好きなら一度は乗ってみたいと憧れるランボルギーニ。4月12~14日に開催されたオートサロン「オートモービル カウンシル」では、2024年3月に亡くなった世界的デザイナー、マルチェロ・ガンディーニが手がけた名車たちが特別展示された。

 展示ブースの中でも一番目に目に入るのは「ランボルギーニ・エスパーダ・シリーズ2」。創業者のフェルッチョ・ランボルギーニが「世界一速い4人乗り」かつ「画期的なフル4シーター」を作りたいと熱望し、ジャン・パオロ・ダラーラが設計し、ガンディーニがデザインを手がけた名車。特徴として、4灯式ヘッドライトの内側2灯が若干低い位置に設定されている。リアエンドのパネルをガラスにすることで後方の視界を改善しようと試みるなど、3シリーズの中で最も挑戦的なモデルとも言われる。

 横に並ぶのはガンディーニの出世作とも言える「ランボルギーニ・ミウラP400」。V型12気筒のエンジンを横置きにしてミッドシップに配置するという前衛的な設計だった。それを覆うボディの流れるような造形も前衛的。若きガンディーニを一気にスターダムにのし上げた一作となった。

 ミウラが出世作なら、ガンディーニの名声を確固たるものにしたのは「ランボルギーニ・カウンタックLP400」。未来的で大胆なフォルムがプロトタイプ発表時から世界を騒然とさせ、生産型が世に出るやいなや熱狂的な賛美に変わった名車と言われる。1974年のモデルながら、ボディだけでなくサイドウインドまで前下がりなこの体型は、ディアブロ、ムルシエラゴ、アヴェンタドール、そして最新のレヴエルトまで引き継がれている。ガンディーニの先進性が優れていたことの証明となった。

 会場にはランボルギーニの他にも、ガンディーニが同時期に手がけた「ランチア・ストラトスHFストラダーレ」や、「ディーノ308GT4」も展示された

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