ポルシェ、大谷の宣伝効果「全般のブランド力に寄与」 話題の電気自動車「タイカン」中央展示 

髙石 航平 髙石 航平
3月に行われた「東京マラソン」の先導車として使用されたポルシェの「タイカンGTS」
3月に行われた「東京マラソン」の先導車として使用されたポルシェの「タイカンGTS」

 オートサロン「オートモービル カウンシル」が12日から幕張メッセで開催され、ドイツのスポーツカーメーカー「ポルシェ ジャパン」も出展した。担当者はブランドパートナー契約を結ぶ米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手について「ポルシェ全般のブランド力に寄与していただいている」と大きな宣伝力を語った。

 大谷は2022年にポルシェジャパンとブランドパートナー契約を締結し、イメージキャラクターとして活動。昨年のオフシーズンにはFA権を行使してのドジャース移籍の際、元々つけていた背番号17を譲ってくれたジョー・ケリー投手の妻にお礼として電気自動車「タイカン」の最高級モデル(日本円で2600万円)を送ったことが話題となっていた。

 今回のポルシェブースでも中央を飾ったのは赤い「タイカン GTS」。大谷は元々この新型タイカンのブランドモデルとして起用されており、「本来はタイカンをプロモーションするためのフォーカスでいた。予想以上の反響は頂いています」と良い意味での反響の大きさに驚いていた。

 またタイカンは3月に行われた「東京マラソン」では先導車としての役割も果たし、赤い海外の高級スポーツカーがトップランナーの近く常に映る姿はかなり目を引いた人も多いだろう。ツテはなかったが、ダメ元で東京マラソン財団に掛け合ってみたところ「MGS(マラソングランドチャンピオンシップ)で無償貸し出しをさせていただいたところ、ネガティブな反応はなかった。ポルシェは世界最高のスポーツカーと言う自負があるので、アスリートランナーと一緒に音も排出もないクリーンな車を、と提案したところ初めてつながりました」と関係者の奮闘もあって先導車の位置を手に入れたことも明かした。

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