チョコレートが、体重を減らすのに一役買うという説が出てきた。チョコレートに含まれるテオブロミンと呼ばれる物質が、痩せたり、加齢に伴う脳機能の低下を防ぐなど健康上の利点があることが分かってきたもの。
テオブロミンは、脂肪を分解する能力を向上させる一方、抗炎症の特性が、アルツハイマー型認知症に効果的だという。
中国・鄭州大学のチームは、ジャーナル・オブ・ファンクショナル・フーズに発表した。「テオブロミンは神経保護、認知機能の向上、加齢に関する認知機能低下と神経変性疾患の予防に繋がることを示しています」
「日々の生活の中でテオブロミンをサプリとして取ることで、免疫機能を保ち、脂肪代謝を促進、心臓血管の健康維持に役立ちます。またその抗肥満効果を使って肥満の治療薬や製剤の開発に利用できる可能性もあります」