アフリカ系初のアカデミー助演男優賞俳優が87歳で死去 J・ディーンやモンローと学ぶ 6月公開作で声優も

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 ルイス・ゴセット・Jr
 ルイス・ゴセット・Jr

 米俳優ルイス・ゴセット・Jr.が死去した。87歳だった。

 1982年の映画『愛と青春の旅だち』で、リチャード・ギア演じるザック・メイヨを徹底的にしごく鬼教官のエミール・フォーリー軍曹を演じ、アフリカ系俳優として初めてアカデミー助演男優賞を受賞したルイスが先月29日息を引き取ったことを遺族が明らかにした。「私たちの愛する父が今朝他界したことを心からの哀悼と共にお伝えします」「皆さまからのお悔みの言葉に感謝します。この困難な時に家族のプライバシーを尊重してただけますようお願いいたします」と遺族は声明を出している。

 学芸会で演技を始めたルイスは、わずか16歳で舞台作『テイク・ア・ジャイアント・ステップ』でブロードウェイデビューを果たした後、野球と演劇でニューヨーク大学の奨学金を獲得、そこでジェームズ・ディーンと知り合ったほか、マリリン・モンローやスティーブ・マックイーンと共に演技を学んだ。

 1977年にテレビドラマ『ルーツ』でフィドラー役を演じてブレイク、1983年には、テイラー・ハックフォード監督による『愛と青春の旅だち』でフォーリー軍曹役を演じてアカデミー助演男優賞にノミネートされた史上3人目のアフリカ系俳優となり、後に同賞に輝いた。

 ルイスは晩年も精力的に活動を続け、2022年のテレビドキュメンタリー『シドニー』や2023年の映画『カラーパープル』に出演したほか、6月に公開予定の映画『ブルー きみは大丈夫』では声優を務めている。

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