NHKは1日、ニュース番組「ニュース7」で、3月30日に米ドジャース・大谷翔平選手の元通訳・水原一平氏を巡る問題を報じた際に、米ロサンゼルス・タイムズ紙の記事を引用したが、誤引用し、別人に関する記事に書いてある別事件の話を、大谷に関するニュースとして報じたとして、謝罪した。
1日の番組途中で、副島萌生アナウンサーが説明。3月30日に「ロサンゼルス・タイムズの記事を引用する形で」として「検事が大谷選手の弁護士に『ブックメーカー側への送金は連邦捜査機関が扱う犯罪に該当しない』という見解を示した」と報じたとした。
しかし、これは誤りで、「これは別の事件で捜査対象になった元ドジャースの選手の弁護士に伝えた内容で、犯罪に該当しないという見解は、大谷選手ではなく元ドジャースの選手が対象でした」と説明した。
「確認が不十分でした。大変失礼しました」と頭を下げた。
3月30日はテレビ画面に、ロサンゼルス・タイムズの記事を映しながら引用報道していた。