元祖お騒がせセレブのパリス・ヒルトン(43)が、学校で受けたとされる虐待に対する「トラウマ反応」として、「バービー人形のような完璧な人生」という人格を作り上げたという。
ソーシャライトのパリスはユタ州にあるメンタルヘルスの問題を抱える若者のための寄宿学校、プロボ・キャニオン・スクール時代に「言葉による、身体的、感情的、心理的」な虐待を受けたと主張、それに対処するために分身を思いつくことで、試練から自分を遠ざけていたと今振り返ってみて初めて理解することができると2020年に明かしている。
25日、ロサンゼルスのゲティ・センターで開催されたサミット『ア・デイ・オブ・アンリーズナブル・カンバセーション』で、パリスはこう語った。「10代の時に経験したことは、トラウマになり過ぎててそこを出た時には、『もう絶対に2度と考えたくない』って思って、バービー人形のような完璧な人生のキャラクターを作った」「それが、自分が体験したことに対するトラウマ反応だったと、大人になるまで全く気づかなかった。とても苦しかったし、経験したトラウマが大き過ぎて、それを考えなくていいように、そんなキャラクターを作ったのね」「そして『シンプル・ライフ』という番組に出演することになって、そのキャラクターを演じることになったんだけど、世界中の人がそれを見て、それが実際の私の姿だと思ったのよ」
ベンチャー投資家の夫カーター・リウムとの間に、1歳2ヶ月になる息子フェニックス君、4ヶ月の娘のロンドンちゃんを迎えたパリス、問題を抱えた10代の若者を対象にした施設に毎年送られる何十万人もの子供が虐待を受けており、現在そんな子供たちの弁護者であることに誇りを持っているという。
そんなパリスは昨年12月、10代の頃の日々を告白、「3年前に自分の体験談を公にするまで、眠りにつくのが怖かった。自分の夢を撮影して、みんなに見せることが出来ればよかった。それは恐ろしいもので、私は毎晩それらを追体験する必要がないように治癒への道を歩んでいることに感謝している」とデイリー・テレグラフ紙に寄稿していた。