【漫画】美術館で鑑賞するように老人が眺めていたもの ジワリと刺さるタイパ系ショート作品が話題 作者に聞く

橋本 未来 橋本 未来

 美術館でじっくりと鑑賞に浸るように何かを眺める老人や、怒り心頭で塩を撒こうとする職人……。どこかで見た覚えのあるシチュエーションをフリに、1〜2コマ程度で笑いのツボを一撃するタイパ系ショート漫画!

 SNSを中心に漫画やエッセイ、音声配信などの活動を行う次世代のクリエイターの三毒(@sandokuniyakare)さん。その不思議な名前の通り、発表する作品はどれも独特の感性から放たれるものばかり。特に、漫画作品は1〜2コマ程度で完結する超タイパ系漫画で、ジワジワとその笑いのファンを増やし続けている。

 今回は、漫画作品について三毒さんに話を聞き、創作背景や今後の展望について語ってもらった。また、本記事では特別に4コマ作品を掲載する。

子どもから進化しない発想

 小学生の頃から漫才やコントのネタを書いていたという根っからのお笑い好きの三毒さん。もはや、ネタを考えるのは日常になっているようで、「こうなったら面白いかな、こういうことが起きたら笑えるかなという日々の思いつきを表現する手段の一つが漫画やイラストなので基本的に笑いに振ったものになっています」と話す。

 三毒さんが生み出す笑いの特徴は、パッと見た瞬間にどのようなシチュエーションか、何をしているところかわかる題材を選ぶところ。その一瞬の認識をフリに使い、ときには意地悪な視点で、またあるときは下ネタに振り切ったボケを放つ。

 「小中学生の頃から脳があまり進化していないので大真面目に何かをするのが気恥ずかしいというのもありますが、誰かが笑ってくれたら嬉しい、楽しんでほしいという気持ちで描いています」

 こうした独特な笑いを生み出す三毒さんは、その目標も唯一無二だ。

 「最近は、お絵描きにハマっているので漫画やイラストが多めですが、以前からやっていた動画制作やnoteでの執筆、配信なども続けていきたいと思っています。また、三毒としてのライブもしたりしているのでそうしたイベントにも注力していきたいです。媒体にこだわらず思いついたことできることはなんでもやってみて面白いものをたくさん作っていけたらいいなと考えています」

 そうした、さまざまな表現活動を通して、三毒さんの中毒になる人も増えていくだろう。

<三毒さんInformation>
■エックス /
https://x.gd/TWJxl

■Instagram / 
https://x.gd/OOwqD
 
■note /
https://note.com/sandokuniyakare/
 
■三毒さんのグッズ /
https://suzuri.jp/sandokuniyakare

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