2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき(西村博之氏)が26日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、二階俊博元幹事長(85)=衆院和歌山3区=が25日に党本部で次期衆院選に立候補しないと表明したことを受け、後期高齢者の政治家が自ら職を辞するという「自決」を評価するとの見解を示した。
ひろゆき氏は25日夜のX投稿で「後期高齢者の政治家が自ら職を辞するという自決をされた事を評価します。後進に道を譲る事で若手の出番が増えるので、他の後期高齢者の政治家の方も一緒に自決して頂けると、、」とつづった。
さらに、同氏は26日未明にも連続投稿。「後期高齢者になると、アクセルとブレーキの踏み間違いが起こります。 日本の経済が停滞してるのは、高齢者の政治家がアクセルとブレーキを踏み間違えてる説。金融緩和と増税を同時にするのは、おかしな政策だと思ってたけど、理解出来ました。」と指摘した。
ひろゆき氏が最初の投稿内で2度使った「自決」という言葉には「自分のことは自分で決める」という意味に加え、「自殺」という意味がある。経済学者の成田悠輔氏が「高齢者は老害化する前に集団自決すればいい」とした過去の発言が人権軽視と問題視され、15日の参院予算委員会で岸田文雄首相が「極めて不適切な発言だと強く感じる」と述べるなど、「高齢者」と「自決」というワードが論議になっている背景を意識させた。
ひろゆき氏の投稿に対し、ユーザーからは「議員にも定年制を導入して欲しいです」「説明責任は果たさずなんですけどね」「裏金どうなったん?」「『潔い引き際』とか言われてるけど、本当にそうかな?」「成田さんの言ってた『高齢者の社会的な自決』ってあながち間違ってないよね…」「高齢者の踏み間違い事故になぞらえるとは言い得て妙ですね」といった意見が続いた。