米国のスポーツ賭博は38州で「合法」ドジャース本拠地の「違法」は少数派 水原氏騒動で注目、専門家が解説

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
ギャンブル(画像はイメージ=Hanasaki/stock.adobe.com)
ギャンブル(画像はイメージ=Hanasaki/stock.adobe.com)

 国際カジノ研究所の所長などを務める木曽崇氏が21日、自身のSNSを更新。米大リーグ・ドジャースが大谷翔平の通訳を務める水原一平氏を解雇したことに関連して、米国におけるスポーツ賭博と大リーグの規約について説明した。

 米国では近年まで連邦法により、ほとんどの州で「スポーツベッティング(スポーツ賭博)」は禁じられていた。そこから2018年に最高裁で連邦政府の禁止措置が解除され、現在では50州中38州で合法となっている。ドジャースが本拠地を置くカリフォルニア州は少数派ながら、合法化されていない州。木曽氏は同州での違法ベット業者への捜査から、今回の騒動につながったのではないかと分析した。

 州だけでなくメジャーリーグ(MLB)機構でも、スポーツベットを規制する「ルール21」という規約が存在している。対象は「選手/審判/クラブチーム、リーグの職員」であるとしている。「自身が関与していないとしてもいかなる『野球の試合』に対する賭けを処分の対象」とし、「自身の関与している野球の試合に賭けることに関しては永久追放」というペナルティーを科している。

 また同ルールには「野球を対象としないものでも、『違法なスポーツベット』で賭けを行う、もしくは違法なベッティングの主催、そのために働くことも、コミッショナー判断でペナルティーの対象」であると規定されている。木曽氏は水原氏の解雇について、このルールに抵触したのではないかと解説した。

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