俳優のブラッド・ピット(60)が、ワイナリーを巡って女優で元妻アンジェリーナ・ジョリー(48)と争った訴訟に1000万ドル(約15億円)を費やしたと報じられた。
2016年の破局以降、財産、6人の子供たち、フランスにある「シャトー・ミラヴァル」ワイナリーをめぐって、長期にわたる法廷争いを繰り広げてきた2人。アンジェリーナが同ワイナリーの自身が所有する権利をロシアの「オリガルヒ(新興財閥)」ユリ・シェフラー氏に売却したことに対し、ブラッドは「お互いの権利を相手の許可なしに売却しない」という「拘束力のある相互誓約」があったとして訴訟を起こしていた。
ページ・シックスによると、ブラッドはこれまでに「弁護士費用に1000万ドル」を使ってきているものの、それを無駄だとは思っていないという。ある関係者は「彼は、いじめっ子に対して立ち向かい、自分たちやその指針、そして真実を守ろうとしているのです。彼は自らが信じることを断固として譲らない意向です」と語ったという。
アンジェリーナは2021年、フランス南部にある同事業で自身が所有する権利を6400万ドル(約96億円)でシェフラー氏のストリ・グループに売却。それをプレスリリースを通してはじめて知ったと主張しているブラッドは、自身に共同親権が与えられたことを不服に思ったアンジェリーナが「悪意」をもって権利を売却したと指摘した。しかしアンジェリーナ本人はそれを否定している。先週ロサンゼルス上位裁判所が、同件の裁判を承認しており、「彼は、もし裁判となれば、出廷して証言する意向です」と同関係者は続けている。
ブラッドとアンジェリーナは2008年に「シャトー・ミラヴァル」を共同購入。ブラッドが主に経営に携わるロゼワイン「ミラヴァル」を製造するワイナリーほか、過去にはAC/DC、ザ・キュアー、トラヴィス・スコットらが使用したレコーディングスタジオが備わっている。