オープンワールドのアクションRPG「原神(げんしん)」の主要人物、セノの声を担当していることで知られる韓国の声優イ・ウリさんが死去したと17日、韓国メディアで報じられた。2月に24歳になったばかりだった。
イ・ウリさんと同じく、TOONI VOICE(トゥーニバース/CJ ENM声優劇会)に所属している声優のイ・ダルレが16日、自身のインスタグラムで「TOONI VOICE 11期声優一同」名義で訃報を伝え、「11期の大切な末っ子(故)イ・ウリさんが、3月14日にこの世を去りました」「突然のつらい悲報に、同僚声優や関係者全員が悲しみに包まれています」とつづっている。
また「ご遺族の要望により、いつもファンに愛されて親しまれていた故人の最後のニュースをお伝えします」と明かし「葬儀は家族および同僚で主に進行される予定です」と説明。そして最後に「声優・イ・ウリを愛し、彼の演技を記憶してくださる全てのファンの方たちへ、われわれ同期の愛するウリが安らかに眠れるよう、ともにお祈りをお願いします」と伝えた。
イ・ウリさんは2021年にCJ ENM 11期としてTOONI VOICE声優としてデビュー。合格当時は21歳で〝最年少合格者〟として話題を集めた。
故人の代表的な出演作品は「名探偵コナン」赤井秀一(少年期)役、「クレヨンしんちゃん」、韓国の子ども向けテレビアニメシリーズ「シンビアパート」などがある。また「原神」「アラド戦記」「クッキーラン:キングダム」などゲームでも活躍し、キャラクターのリアルな声を形成した。特に「原神」では主要キャラクターであるセノ役を担い、優れた演技で好評を博していたという。