ラジオNIKKEIの藤原菜々花アナウンサーが3日、中山競馬3レースの場内実況を務めた。JRA(日本中央競馬会)の競馬場内、ウインズやグリーンチャンネルなどで流された実況としては、女性アナ初となった。
藤原アナは、15頭で行われた3歳未勝利戦を実況。「3番のメジャーレーベル、メジャーレーベルが一気にかわしてゴールイン!」と、115秒のダート戦をキュートな声で演出した。
ラジオNIKKEIは第1、第2の2チャンネルで中央競馬の全レースを完全中継。開催中のJRA全競馬場にアナウンサーを派遣し、ラジオ向けの実況は競馬場内やウインズ、グリーンチャンネルで流されるレース実況としても使用される。本馬場に入場する出走馬、馬体重の紹介アナウンスも担当する。
同局の「中央競馬実況中継」に出演するフリーアナウンサーの小島友実アナはX(旧ツイッター)で「JRA史上初!!女性として、場内実況アナウンサー初!という大仕事を終えたばかりの藤原菜々花アナウンサー!本当におめでとうございます!ほっとした表情ですラジオNIKKEI放送席、みんなで見届けました!」と、歴史をつくった藤原アナの快挙を伝えた。
藤原アナは、1月8日にラジオ放送のみで競馬実況デビュー。ラジオ日本の競馬中継で活躍した井口保子アナなど、女性の競馬アナウンサーは過去にもいるが、場内実況は初。桃の節句の3月3日第3レースで、入社4年目の女性アナが歴史的な声を響かせた。