コロナ後遺症のブレインフォグ、記憶に深刻な影響及ぼす可能性 英国などで14万人超を研究調査

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写真はイメージです
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 新型コロナウイルス感染からの後遺症として知られるブレインフォグ(脳に霧がかかったようにもやもやすること)が、記憶に深刻な影響を及ぼしている可能性が示された。2022年夏に14万人以上を対象に行われた研究で、同ウイルスによる認知能力と記憶能力への影響は、初感染から1年以上経過しても続くことがあることが判明した。

 12週間以上続いた人は、記憶力や論理思考のテストでIQの6ポイント相当の低下が見られ、ブレインフォグに数量化可能な影響があることを示す結果が見られた。

 研究を指導したインペリアル・カレッジ・ロンドンの認知神経科学者、アダム・ハンプシャー教授は話した。

 「ブレインフォグとは一体何なのかは正確にはわかっていません。症状としては広範囲に渡って報告されていますが、私たちの研究はブレインフォグが客観的に測定可能な低下と相関関係にある可能性を示しています。これは重大な発見です」

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