『オッペンハイマー』ノーラン監督、ホラー映画に意欲「ある時点でぜひ作ってみたい」

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クリストファー・ノーラン監督
クリストファー・ノーラン監督

 クリストファー・ノーラン監督(53)が、ホラー映画に挑戦する意欲を持っていることが分かった。18日に開催された英国アカデミー賞では、『オッペンハイマー』が作品賞や監督賞を含む最多7冠。ノーラン監督は、ホラーが大ファンであり、自ら映画を作ってみたいという。

 ノーラン監督は英国映画協会に語った。「ホラー映画はとても面白いと思います。非常に撮影技術に頼っていますからね。物事に対し直感的な反応を引き起こすことを目的としているのです。ある時点でぜひホラー映画を作ってみたいですね」

 「しかし、とても優れたホラー映画は並外れたアイディアを必要としていますが、それは滅多にないものです。ですから私はまだ、それに値するストーリーを見つけていません。映画的視点から、非常に面白いジャンルだと思いますよ。映画会社はこういう映画を多く作るんですが、わびしさや抽象的概念を多く含んでいる数少ないジャンルです。普段ハリウッドが、映画に入れることを非常に躊躇するものを多く含んでおり、それが許されるジャンルなのです」

 また、アカデミー賞にもノミネートされている『オッペンハイマー』も、ホラー的な部分があるとして、「確実に『オッペンハイマー』にはホラー要素があります。この題材には、それが適していると確信していますよ。この映画の中盤は、非常に強盗ジャンルに基づいていますし、この映画の第3幕は法廷劇です」

 さらに「これらのセクションを、この2ジャンルにした理由は、せりふや対話が、観客にとって、もともと緊張感に満ち、関心深いものだからです。それがこのジャンルの楽しい部分ですよ。多くの異なるエリアで遊ぶことができるんです。別のタイプの映画では、それが許されていませんからね」と説明した。

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