小惑星の表面に水が発見されたことで、地球外生命体の可能性が広がっている。
空飛ぶ天文台の成層圏赤外線天文台(SOFIA)からのデータにより判明したもので、隔離された小惑星イリスとマッサリアの表面に水分子を発見。生命に不可欠な要素である水の存在により、地球外生命体の存在が期待されている。
米サウスウエスト研究所 のアニシア・アレドンド博士は話す。「私たちの太陽系の水の分配は他の太陽系の水の分配に関する洞察を与えてくれます」「水が不可欠であると言うことから、私たちの太陽系、そしてその外の両方で、どこに生命の可能性があるかを探す手立てとなることでしょう」
研究所のチームは、地球がどのように現在の水に覆われた惑星になったかを調査していくそうで、アレドンド博士は続けた。「特に興味を引くのは小惑星の水の分布に関してです。そこには地球へどう水が運ばれてきたのかのヒントになる可能性があるからです」