世界中で人間がサメに襲われる件数が倍増しているようだ。米フロリダ大学の調査によると、サメに襲われ死亡した件数が昨年10件、2022年の5件から2倍に跳ね上がったという。
サメの襲撃件数では米国が36件でトップ、2件が死亡事故となった。研究者らは、死亡件数の倍増は、人々がサメの生息する海に行く人々が毎年増加したことが原因で、致命的な事故の報告が多くなっていると説明する。
またこの研究で、遊泳者は昨年ホホジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメに襲われ命を落としていることが判明した。
フロリダ自然史博物館のサメ研究プログラムのディレクター、ギャヴィン・ネイラー氏は「これは通常の咬みつき件数の範囲と言えます。しかし今年の死亡事故が少し不安ですね」と話している。