サメが、人間を避けながら泳いでいることが、このほど分かってきた。ある研究によると、ホホジロザメは調査期間の97%で人間を攻撃できる距離の中にいたものの、全く襲うことはなかったという。
研究を指導した米カリフォルニア州立大学ロングビーチ校のパトリック・レックス氏はこう話す。「若いサメは波が崩れる場所から50ヤード(約46メートル)以内で頻繁に発見されました。サーファーらのすぐ近くにいたのです。サーファーらはほとんどの間全く気付いていませんでした」
研究に関して、海洋生物学が専門のクリストファー・ロウ教授は、サメの人間への危険性についての認識が変わるとして、「この結果は人々を驚かせるものになるでしょう」とコメントしている。