兵庫県明石市の前市長で弁護士の泉房穂氏が22日、自身のX(旧ツイッター)を更新。この日出演したテレビ朝日系「モーニングショー」で述べた持論に対し、政治評論家の田崎史郎氏が「勝手な解釈」として何度も〝スルー〟したことについて、「批判されていると勝手に解釈をなさったのだろうか」と疑問を呈した。
泉氏は番組内で、岸田文雄首相が衆院解散後に麻生派と合流して最大派閥になる可能性を挙げたが、田崎氏は「まあ、勝手な解釈ですね」と受け流した。さらに、泉氏は岸田首相が麻生太郎副総裁と会談していたことについて、かつて小泉純一郎首相と森喜朗前首相の〝ケンカ別れ〟から一転して自民党が総選挙で圧勝した2005年の前例を引き合いに「その再来じゃないですよね?」と田崎氏に問うも、同氏は再び「それも勝手な解釈」として泉氏の発言を全く受け止めなかった。
このやりとりについて、泉氏は「『ケンカ別れの芝居の再来じゃないですよね?ってことは聞きたい』と質問したが、『それも勝手な解釈ですね』で返された」と振り返り、「答えとしては、『YES』か『NO』か『不明』の3択だと思っていたので、苦笑いをしてしまった。批判されていると勝手に解釈をなさったのだろうか…」と指摘した。
また、泉氏は番組内で岸田派の解散について「岸田さんの決断は一石四鳥」と発言したことについて、X投稿で「『四鳥』とは次の4つ」として「①派閥解散で批判をかわす ②論点をカネの問題から派閥の是非論に持っていく ③安倍派や二階派を解散に追い込む ④次の選挙後に元々一緒の麻生派と合併 」と補足説明。その上で、「『勝手な解釈ですね』と言う方もおられるので、あくまでもご参考程度に…」と田崎氏の物言いを念頭に皮肉を込めた。