「舟唄」「雨の慕情」などのヒット曲で知られる歌手・八代亜紀さんが昨年12月30日、急速進行性間質性肺炎のため死去した。73歳。熊本県出身。葬儀は事務所スタッフのみで1月8日に執り行った。昨年9月、膠原病と診断されたことを公表し、療養のため活動を休止していた。
9日に明らかになった八代さんの訃報を受け、アニメ制作会社「ぴえろ」がX(旧ツイッター)に新規投稿。「TVアニメ『とっても!ラッキーマン』のオープニングテーマ・エンディングテーマを歌われた八代亜紀さんが、昨年12月30日にご逝去されました。 謹んでお悔やみを申し上げます」と追悼。同ポストには「懐かしい」「素敵な歌をありがとうございました」などのコメントが寄せられた。
同アニメはガモウひろし氏が「週刊少年ジャンプ」に連載した漫画が原作。テレビ東京系で1994年4月から95年3月まで放送された。八代さんはオープニング曲「ラッキーマンの歌」、エンディング曲「恋はブーガ」を担当した。
「ラッキーマンの歌」では名アニメーターの故・金田伊功さんによって躍動するラッキーマンたちが、八代さんによる「ラッキ~クッキ~八代亜紀~」の歌声とともに映えていた。放送時は八代さん自らバラエティ番組で「ラッキ~クッキ~八代亜紀です」と自己紹介するなど、お気に入りの仕事だったことがうかがえた。