SMエンターテインメントの7人組ボーイズグループ、RIIZE(ライズ)のアントンが、ネットユーザーからの嘲笑に対してクールな対応をしたと、話題になっている。
RIIZEは23年9月に〝大型新人アイドル〟としてデビュー。アントンは末っ子メンバーであり、歌手・作曲家として活動する韓国アーティスト、ユン・サンの息子としても知られる2世アイドルだ。新年にはRIIZEの公式アカウントでデビュー曲「Get A Guitar」のダンスチャレンジを親子で披露し、その仲の良さでファンの心をあたためた。
しかしこの映像が公開されると、あるネットユーザーが「NEPO BABY」というコメントを投稿する。「NEPO BABY」とは身内・縁故主義という意味の「Nepotism」という英単語が由来で〝親の七光〟を皮肉った表現だ。この投稿者はアントンが人気アイドルになれたのは、父親のおかげだと暗に指摘したわけである。
そんな単語に対して、アントンは「born this way by lady gaga」という短い一文で応酬。「Born This Way」は2011年に発表された、レディー・ガガの言わずと知れた代表曲で、歌詞には「生まれたまま、あるがままで、自信を持って堂々と生きよう」「性別も国籍も、肌の色も性的趣向も関係ない」というメッセージが込められている。おそらくアントンは「偏見のない目で見てほしい」と伝えたかったのではと推測される。
アントンのメッセージを見たネットユーザーは「アントンの言葉通りだよ」「生まれてみたら、お父さんがユン・サンだっただけ」「ユン・サンの息子じゃなくても、アントンの容姿と実力なら十分SMエンターテインメントに入社して、デビューできたはず」「クールな反応」などと支持。
しかし一部では「ユン・サンの息子だから、さらに注目されたのは事実」「文脈上(NEPO)、間違ってはいない」という反応も散見された。