〝絶叫〟で避難呼びかけたＮＨＫ女性アナ、初任地は金沢だった　なじみ深い土地の被災にも冷静さ保つ

　１日午後４時１０分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュード７・６の「令和６年能登半島地震」が発生。テレビ各局が放送中の番組を中断して地震情報を放送する中、ＮＨＫは山内泉アナウンサーがスタジオから速報を伝えた。

　山内アナウンサーは普段の番組では見られない大声と強い口調を連発。「大津波警報が出ました！今すぐ逃げること！高いところに逃げること！」「テレビは見なくてもいいです！情報はどこでも手に入ります！可能な限り高いところへ逃げること！」「今すぐ避難！今すぐ避難！東日本大震災を思い出して下さい！」などと、言いよどむことなく、時には絶叫しながら被災地住民に早急な避難を呼びかけた。

　この放送にＳＮＳでは賛否両論の声が上がったが、多くは「さすがＮＨＫ」「緊迫感が伝わる素晴らしいアナウンス」などと評価する意見だった。くしくも山内アナウンサーは、２０１７年に入局後、初任地が今回の被災地となった金沢放送局。なじみ深い場所の被災にも、冷静に避難を呼びかける姿勢に称賛の声が相次いだ。