株式会社エムステージはこのほど、同社が運営する求人メディア「Dr.転職なび」「Dr.アルなび」に登録する医師536人を対象に「年末年始の過ごし方」についてアンケートを実施。2024年4月に「働き方改革」が施行となる医師たちの年末年始の実態を調査した。(調査日:23年12月5~7日)
アンケートの結果、今年の大みそかを自宅や帰省先で過ごす医師は68.1%、職場で過ごす医師は23.3%という結果に。元日を自宅や帰省先で過ごす医師は70.7%、職場で過ごす医師は20.5%となり、いずれも約7割は自宅や帰省先、約2割が職場で過ごすことが分かった。
回答した医師からは「研修医時代は休みがなく、みんなで年越ししました」(30代・健診ドック)、「年末年始の当直は給与2倍だったので、独身のときは楽しみにしていました」(40代・一般内科)、「大みそかに自分のデスクにカップそばが置いてあって、それが病院からの年越しそばだったと知った時おもしろかった」(30代・一般内科)、「年末の当直に高い出前を頼んで、皆で食べたのがいい思い出」(40代・糖尿病内科)、「おせちに感動。毎年楽しみにしています」(60代・一般内科)などのエピソードが寄せられた。
なお、年末年始の会食や行動に関する制限では、30.8%の医師が「全く必要ない」、48.3%の医師が「あまり必要ない」と回答。合わせて約8割の医師が年末年始の制限は「必要ない」意向を示した。一方、行動制限は必要との意向を示した医師112人に、年末年始に特に気を付けたいことを聞くと「マスクの着用」が27.7%で最多。次いで「不特定の人が多く集まる場所・人混みを避ける」(25.9%)、「手洗いうがいを徹底する」(18.8%)などが続いた。