親切な対応にどうしてもお礼がしたい!おばあさんが取った〝最終手段〟が話題「えー話やぁ」「すてき」

松田 和城 松田 和城
画像はイメージです(Imagepocket/stock.adobe.com)
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 とある男性の親切な対応が話題を呼んでいる。男性の行為に感謝したおばあさんの「どうしてもお礼をしたかった」という気持ちが伝わる”ほっこりエピソード”が、X(旧ツイッター)で多数の人に支持されている。

 沖縄県在住のたろう(@tweetaro2020)さんは25日、那覇市のコンビニ駐車場で始まった体験談を投稿。車内で電話していたところ、見知らぬおばあさんが運転席の目の前で立ち止まった。窓を開けてみると「すいません、今日退院したんだけどお家まで送ってくれませんか?タクシーが捕まらなくて」と頼まれたという。電話を切り、快く引き受けたたろうさん。重たい荷物とおばあさんを乗せて2km離れたアパートまで送り届けた。

 到着してアパートの2階に荷物を置いていたところ、階段を上がってくるおばあさん。「ありがとう、ありがとう、本当にありがとう」と、拝みながら1000円札を渡そうとしたという。たろうさんは「そういうのいらないいらない」と笑顔で断るが、おばあさんも手をつかむなどして何とか渡そうと諦めない。

 受け取らないまま、たろうさんが「身体気をつけてよ」と言いながら階段を降り始めると、ついに〝最終手段〟に。たろうさんに向けて1000円札を投げたのだ。たろうさんはお金を返そうと振り向いたが、そこには「ありがとうありがとう」と唱え続けるおばあさん。その姿に折れ、やむなく1000円札を拾うことに。投稿の最後には「複雑やぁ。。」と心境がつづられた。

 心温まるエピソードに27日までで9000超のリツイート、14.5万超の「いいね」が集まった。ユーザーからは「おばあちゃん心細かったから本当にうれしかったんでしょうね」「えー話やぁ」「お二人ともあたたかさの贈り合いですてきですね」「こういうほっこりした日常であふれてほしい」などのコメントが寄せられている。

 たろうさんは、想像以上の反響に驚いているようで「いただいたコメントの多くは賛同の声であったり感謝の声など肯定的なコメントでした。たまたまあの日はクリスマスだった事もあるかも知れませんが、本当にたくさんの人たちが親切であったり、優しさに興味があり、それらを求めているんだなぁと感じました」と感想を語った。

 おばあさんの子どもたちは本州で生活しているため、病院から1人で帰ろうとしていたところ、途中で転んでしまったという。ちなみに車内では、2人とも東京・板橋に住んでいた共通点で盛り上がったようだ。たろうさんは「あの日の出来事を振り返ると、色んなタイミングが重なって起こった出来事だったなぁと思っています。私が予定より早くあの場所に着いて車内で電話をしていたこと。他にも駐車している車が多い中でオバァが電話中の私を選んだ事、もっと言えばオバァがあの日に退院した事など色んな状況が重なっていました。改めてありがたい出来事だったと感じます」と振り返った。

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