日本では空き家が増加傾向であることが問題となっています。一般社団法人あんしん解体業者認定協会がこのほど、実家がある10代から60代以上の男女500人を対象に実施した「実家の空き家問題に関する意識調査」の結果を公表した。
「将来的に実家が空き家になる可能性があるか」を聞いたところ、「ある」と答えた人は65.2%。理由の圧倒的1位は「子どもが全員実家を離れている(185人)」で、2位が「家を継ぐ気のある人がいない(42人)」、3位が「自分の世代で終わりだから(35人)」となった。
「実家が空き家になる可能性がない」と回答した174人の理由では「兄弟が住む予定(54人)」が1位、2位に「自分が住む予定(39人)」、3位に「子ども世代が住んでいる(28人)」だった。
実家が空き家になったらどうするかを「しっかり考えている」と回答したのはわずか7.2%。「少し考えている」(31.8%)と合わせても、4割に満たなかった。実家が空き家になるリスクをうすうす感じつつも、対策を考えていない人が6割以上であること判明した。
「実家が空き家になったらどうするか考えていない理由」では、「まだ考えるタイミングではない(143人)」が断然トップ。2位「空き家にならないはずだから(77人)」、3位「親・兄弟に任せている(26人)」、4位「考えるのが面倒(21人)」と続いた。
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