仕事上の疑問や悩みを相談する場合、誰に持ちかけるか-。株式会社エムフロの運営するCraudia採用サイト制作代行はこのほど、社会人500人を対象に「仕事の相談をAIにすること」についてアンケートを実施、結果を公表した。
「上司や同僚より先にAIに相談することがあるか」を尋ねたところ、「頻繁にある(37.0%)」「たまにある(45.4%)」が合わせて82.4%となり、多くの人がAIを活用していることが分かった。AIに相談する理由では、「遠慮せず気軽に使える(31.3%)」が最も多く、「返答が早い(21.4%)」「回答に納得できる(10.2%)」「人への相談の準備(10.0%)」が続いた。
職場での相談相手としてAIが選ばれる理由としては、「心理面や時間面でのハードルが低いこと」や「回答内容の質の高さ」が挙がる。職場で上司や同僚に相談するときには、質問する人の性格や職場の雰囲気などによって心理的な負担を感じることもあり、AIは相手に気を遣う必要がなく、思いついたタイミングですぐに質問できるのが大きなメリットとなっている。
一方で、「AIではなく上司や同僚に相談する」理由としては、「現状に即した回答をもらえる(23.9%)」が最も多く、「AIでは対応できない(18.2%)」「AIに慣れていない(17.0%)」「AIを信用できない(14.8%)」が続いた。職場ではAIが得意とする「一般的な情報」や「客観的で合理的な提案」だけでは解決できない課題も多く発生する。そうした場合には、上司や同僚の経験と知識に頼りたいと考える人が多いと言える。
「AIツールの台頭により職場でのコミュニケーションはどうなると思うか」を尋ねたところ、67.0%が「変わらない」と回答。「減っていく」が26.0%、「増えていく」が7.0%だった。自由回答では「周囲とのコミュニケーションはやっぱり重要」「大事なことは人に確認する」という声も多くあり、意思決定や認識共有、信頼関係の構築といった、基本的な職場でのコミュニケーションが欠かせないこともまた、広く認識されている。簡単な質問や確認が減ることで、「重要な事柄についてじっくり話せる時間が増える」といった期待も可能だろう。
サイバー大学客員准教授・伊本貴士氏(メディアスケッチ株式会社代表取締役)の話「国内外のデータを見ても、AIに単に質問するだけでなく、身近な疑問や悩みについて相談を行う人の割合は世界的に急増しています。一方で、AIには相談する人の背景や経緯を細かく入力しなければ十分に理解できないという弱点があるため、すべての相談に生成AIが適していると感じていない人もいます。気軽に相談できる『生成AI』と、その人の性格や背景、これまでの経緯も含めて考えてくれる『人間』との間で、相談のすみ分けが進んでいるように感じます。注意が必要なのは、人間はより『人間にしかできない高度な相談』を担うことになるという点です。人間に相談する意味は、『性格や背景、経緯も含めた深いアドバイス』を提供できるかどうかにかかってくるともいえます」
◆Craudia採用サイト制作代行(https://craudia-recruit-create.com/)