ZOZO創業者で実業家の前澤友作氏(48)が15日、大阪市内でドキュメンタリー映画「僕が宇宙に行った理由」(29日公開)の完成披露上映会に、平野陽三監督(38)とともに登壇した。
日本の民間人で初めて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した前澤氏の宇宙渡航プロジェクトに、7年にわたって密着した作品。訓練中に着用した青色のフライトスーツ姿で登場した前澤氏は「訓練でだいぶ汗もかいたりしましたけど、何か洗うのがもったいなくて、一度も洗っておりません。皆さん、あまり近寄らないでください」と観客に呼びかけると笑いが起こった。
当時の苦労としても訓練中を挙げ、「いろいろな方向にグルグル回されて。まあ、三半規管を鍛えなさいということなのですけど。宇宙に行って無重力状態になると、どこが上か下か、自分の血もどこを巡っているのか分からなくなって」と振り返った。「とにかく酔うんですよね。その独特な酔い方を地上で再現するための数々の訓練が映像の中にも入っていますので、みなさん一緒に気持ち悪くなりながら、ぜひご覧いただきたいと思います」と過酷さをアピールした。
大阪の土地については「特に音楽をやっていたときは、よく来ていました。全国でも指折りの、トップいくつに入るぐらい大好きな都道府県です」と思い入れがある様子。「皆さん、人が優しくて、容器で、本当に楽しい方が多い、素晴らしい府だと思います」と気質も気に入っていた。
最後に「年末はこの映画ともにごゆっくりお過ごしの上、来年からはこう、バタバタと僕からの発信も、皆さんへのご協力も、いろいろとあると思いますので、よろしくお願いします」と意味深な発言も。13日に自身のSNSで新会社を立ち上げる意向を明かしたばかりだけに、今後も注目を集めそうだ。