お笑いコンビ・平成ノブシコブシの徳井健太と昨年春に入籍し、同4月に第1子となる長男を出産したシンガー・ソングライターの藤田恵名が14日、都内で新作ミニアルバム「狂女(ぐるめ)」の発売記念イベントを行い、開始前に取材に応じた。
体調不良で芸能活動を休止していたが、今年3月に約1年半ぶりにライブを再開。結婚、出産を経て「今までは攻撃的だったが、子どもが生まれて包容力、まろみ、母性が出てきた。結婚式をしていないので、ジャケットではウエディングドレスを着ています」と、2年ぶりに発表する5曲入り新作を見つめた。
藤田は「今、一番脱げるシンガー・ソングライター」の異名を取り、水着姿や下着姿でライブを行うことで有名で、グラビアアイドルとしても活動していた。復帰後は露出を控えていたが、この日は胸元を強調したピンクのワンピース姿で登場。「『今、一番脱げる―』の称号は誰かにお譲りしたい。きょうは私のサービス精神が出てしまった」と笑った。
徳井は2005年に前妻である一般女性と結婚し、2児を設けたが、昨年春までに離婚が成立していた。藤田は家族関係は良好といい「旦那は『すごくいい曲だ』と言ってくれます。音楽が好きなので、家にいると『ギターの練習をしなくて大丈夫か』と私のケツを叩いてくれる」と信頼を口にした。現在は所属事務所を離れフリーとして活動。「子育てをしている女性の方から応援されるようになりました。活動を再開して、たくさんの方が応援を続けてくれているのもうれしかった。エンタメ界に戻ってこられて良かった」と笑顔で語った。
子どもが生まれ母性に目覚めたという藤田。ミニアルバムのタイトル、ジャケット写真を確認する限り疑念が残りそうだが「今までは独りよがりで、どんな形でも曲を届けたかった。これからは他と足並みをそろえたい」とキッパリ。優しい笑みを浮かべていた。