80年代に一世を風靡した元アイドルで、直腸がんだったことを公表した女優の立花理佐が29日、ブログを更新。母親も大腸がんで60歳で亡くなっていたことを明かし、「がんの怖さわかってるはずなのに…」と悔しさをにじませた。
立花は、20年に直腸がんと診断され、腸をはじめ、子宮、卵巣、膣の摘出を行ったと公表。手術から3年が経過し、10月の健診では「再発もなく順調に回復している」と報告している。
反響は大きく、自身の体験が多くの人の啓発になると考え、立花は「反面教師」と題したブログを更新。「私の母は、大腸癌で60歳で逝ってしまいました」とつづり「ずっと痔(じ)だと思ってたらしく、市販のお薬も効いて恥ずかしいからと病院に行かなかったらしい…」と母の体験を伝えた。
「めったに泣かない母が、汗だくになって『お母ちゃん!!!』と叫びながら痛みと闘っているところみてガンの怖さ分かってるはずなのに。20年以上の月日が、油断させたのか…いや、私は違う。私のは、ガンじゃない。そう思ってしまった。そうであって欲しくて思い込もうとしたんだと思う」と、自分の症状に目をつぶってしまったと振り返った。
結果、直腸がんで子宮なども摘出することに。「ママが命をかけて教えてくれたのに…ほんと後悔しても遅いけど、未だに悔しい。でも自業自得なんです」と悔しさも。自分の経験を伝える事で「第二の私になるような人が一人でも少なくなってくれたら嬉しいです」と訴えていた。