俳優のロバート・デ・ニーロが共同オーナーを務めるセレブ御用達レストラン「NOBU」の従業員がセクハラ訴訟を起こした。同レストランチェーンで接客係として働いていた23歳の女性が「露出度の高い」服装を求められ「支配人や客からの望まない性的な誘いを気にしない」ことを余儀なくされたとして訴えている。
マーカスという当時の支配人から度々触られていたとも記述されているこの訴えに対し、DailyMail.comが入手した法的書類でレストラン側は「(原告)自らの行動が多くの行為を引き起こした」として女性の訴えについて否定、損害賠償の義務はないとしている。
世界中に50店舗以上を構えるNOBUは、別の女性従業員からも同様の訴訟を起こされており、それぞれ損害賠償50万ドル(約7500万円)を求めている。
デ・ニーロが一部所有する同レストランは、最初の件に関しては棄却ならびに女性にNOBU側の法的費用と賠償金を支払うよう求めている。
一方で11月には、デ・ニーロの製作会社カナル・プロダクションズが性差別などで元秘書の女性に損害賠償126万ドル(約1億9000万円)を支払うよう命じられていた。
秘書として働き始め、最終的には製作財務担当の副社長となったグラハム・チェイス・ロビンソンさんが、性別による不当な扱いを受けたとして1200万ドル(約18億円)の損害賠償を要求。9日にニューヨークの連邦裁判所で行われた裁判では、性差別と報復の責任はデ・ニーロ本人ではなく、その製作会社にあると判決が下されていた。