夜道を散歩中に聞こえてきた「カンカン」という何かを打ちつけ合うような音。音がする方へ近づいてみると、衝撃の“決闘”が繰り広げられていた。
話題を呼んでいるのは、山猫さん(@YAMANECO_jp)さんが19日夜、忍者の里付近(三重県)で撮影したという写真だった。橋の上からライトで照らした川を撮影したもので、その中央には何やら怪しい物体が…。これは一体何なのか?
山猫さんは「川の中で鹿がツノで殴り合ってた」とその正体をつづった。写真を拡大してみると、たしかに立派な角を携えた鹿が2頭。その角を絡ませ合っている様子がうかがえる。
21日時点で8万件を超えるいいねが寄せられ、「いやこれエグいな」「川で決闘!?」「わざわざ川でタイマンするなんて不良漫画みたいな鹿だな」「繁殖期だと、ウチの周辺でもよく見る光景」「これが有名な川中鹿の戦いか」など驚きの声が寄せられている。
山猫さんによれば、日課にしている夜のウオーキング中、かすかに「カンカン」と竹刀を打ちつけ合うような音が聞こえたのが、ことの始まり。音の方へ近づくと「剣道場内で竹刀を打ち付けるくらいの大きさの音」が鳴り響いていたといい、さらに近づくにつれ、乱闘をしているかのようなドタドタと暴れ回る音も加わったという。近くの橋の上から川をのぞくと、何か黒い大きな物が水しぶきを上げながら川に飛び込む様子を視認。手持ちのLEDライトで照らして初めて「黒い物が鹿だと判別できました」と明かした。
4分ほど“決闘”を眺めていたが、最終的には写真の左側にいる鹿が勝利したという。つばぜり合いの押し合いから「左側の鹿が雄たけびのような声を上げながら押し切り、右側の鹿が逃げることで決着しました」と山猫さん。勝利した鹿が「逃げた鹿をにらみつけでもしているのか、逃げた方向に顔を向けながら、その場を動かずドシッと立っている姿が格好良かったです」とその勇姿を語った。