女優・原菜乃華が19日、NHK大河ドラマ「どうする家康」に初登場した。原が演じるのは徳川秀忠(森崎ウィン)の娘で、豊臣秀頼(作間龍斗)の正室・千姫。徳川家康(松本潤)の孫に当たる。7歳で秀頼に嫁いでいたが、この日の放送ではついに成長した姿で登場した。
劇中では関ケ原の戦い以降が描かれ、家康と淀殿(北川景子)との対立構造がより際立つ形に。千姫は徳川と豊臣の橋渡し役として大きな役割を担うことになる。夫である秀頼&豊臣家、祖父である家康&徳川家、それぞれを懸命に考えるものの、大坂夏の陣では悲劇に見舞われる純情可憐なヒロインキャラだ。
原は映画「罪の声」(2020年)で頭角を現し、「すずめの戸締まり」(22年)では主人公・岩戸鈴芽の声を担当。今年公開の映画「ミステリと言う勿れ」では主人公・久能整(菅田将暉)を強引に遺産相続問題に引っ張り込む狩集汐路を好演した。現在放送中のテレビ朝日系ドラマ「泥濘の食卓」(土曜、後11・30)では那須川ハルキ(櫻井海音)を思うあまり、狂気的なストーキング行為に出る幼なじみの女子校生・尾崎ちふゆを演じている。
ネットでは土曜に放送されている「泥濘-」と日曜の「家康」とのギャップに驚く声も。「あっ!これこれいつもの優しい菜乃ちゃん 虫も殺さないであろう ヤバい!ちふゆとの差がありすぎる笑」「泥濘の食卓でのあの暴走ストーカーキャラ見てるからイメージがなぁ」「ちふゆと全然違うのは明らか(笑)」とツッコミがあふれた。この日は淀殿に声をかけられるワンシーンだけだったが、「茶々さん、千姫にあまり威圧と意地悪をしすぎると別人格のちふゆが出る可能性ありますので程々にした方がいいですよ」という声もあった。